2013年10月23日水曜日
♪レトロゲームミュージアム♪
お題 ≪フォーメーションZ≫クソゲーついでにもう一本、可変ロボものをチョイス。1985年にジャレコから出たシューティングゲームです。飛行形態にチェンジするロボットを操り、エイリアンの攻撃から地球を守りましょう。多分そんな感じ。これもまた、ヴォルガード2やテグザーと同じく自機が飛行機とロボットに変形することができるというゲーム。単にブームに乗っかったといいますか、時代のニーズに従い適当に作ってみました臭がプンプン。これもね。あんまり面白くないんですよ。まぁテグザーほどの理不尽な難しさではないのですが、やっぱりゲームとしての作り込みが甘いというか、単純明快というか、遊び方に幅が無くすぐ飽きるというか。ようするにカンタン過ぎてクソゲー、という部類です。面もたったの2面しかありません。地上面と、宇宙面。でボスを倒したらオシマイ。もちろんその後はそれだけで終わらずにループはしますが。こんなモン、さすがに何週も遊びたいとも思えませんです。1発死制の残機あり。と、この辺は普通のフォーマットと同じですが画面の右下に【99】と飛行燃料の残量値があります。飛行形態になれば、ビューン!とスゴイ速度で飛べるのですが、この燃料もしっかり減ってしまうというシステム。無駄遣いしてると先の海を渡るのに残量が足りず墜落するので歩けるところはロボ形態でテクテク歩いて節約しましょうね♪というなんとも地味な、のび太の恐竜プレイを強いられます。せっかくの可変モノで、空を自由に飛べないとはナンセンス!いいんだよゲームなんだから。変な所リアルにしなくても!クリアへの大まかな流れを解説しますと、→まず地上面。ロボ形態でテクテク歩きながら 飛行燃料タンクを回収。温存しつつ海まで進む。→海についたら飛行形態にチェンジして横断。 で、次の砂漠についたらまたロボに戻って、テクテク。→再度到達した海を飛行中に、地上面のボスUFOが出現。 溜め撃ちショット1発であっさり撃沈w→2面の宇宙編へ。ここでも月面?をロボでテクテク歩き、 地面が途切れたら飛行形態で宇宙へ飛び立つ。 ビックコアにクリソツなラスボスを またも溜め撃ち1発で倒すと一応のゲームクリア。2週目へ。せっかく出てくるボスも、両方が溜め撃ち1発であっさり撃沈してしまうところが、あまりにも虚しい。。。。そのくせ通常のビームじゃいくら当てても倒せないってんだからいったいこれをどうやって遊べというのやら。テグザーは敵が硬過ぎでしたが、今度のは柔らか過ぎです。ゲームスタート時。最初はロボ形態の状態で始まります。ここが、私は何気に大事だと思うんですよね。ユーザーがスタートボタンを押して、最初に目にする自機が、どっちの状態なのかということが。ヴォルガード2とテグザーは、最初が飛行形態でした。なのでイメージ的にも、あぁこのゲームは飛行機が主役のシューティングなんだなというのが判りました。ですがこのフォーメーションZはロボ形態で始まってしまうのでその辺のシューティングとしてのイメージングがかなり薄れてしまってるんですよね。これはロボアクションなのか、シューティングなのか、と。ユーザーに最初に植え付けるイメージというのは意外と重要です。果たして飛行機が主役なのか、ロボットが主役なのか。ロボが主役なら主役で、ロボ形態の方が攻撃力が高いとか多彩なアクションができるとかのメリットが欲しいところですが残念ながらこのゲームではそれが見受けられませんでした。歩くのはノロいし、ジャンプは鈍重だし、攻撃のビームは飛行形態のときと全く同じだし。まぁ、ロボット時のビームの射角を上中下の3方向に切り換えながら進むというのはそれなりには遊べましたが。空の敵を狙ったり、地面の地雷を狙ったりと忙しくね。それでも観られる特徴としてはそれだけで、合体もしなけりゃパワーアップもしない。単調な作業が延々と続くだけの、苦行のようなゲームでした。BGMが全くないのも激しくマイナスです。